■魔人学園大パニック!:その1■


 

 心地よい秋の風を感じる十一月三日。都立真神学園では文化祭二日目を迎えていた。朝から校舎の頭上を数発の白煙弾が音を立て、校門そばでは一般の人たちがぞろぞろと校内へと入っていく。

「…ひーちゃん!ひーちゃん!」

「…ん?」

 その風景を自席から眺めている少年、緋勇龍麻は呼ばれた方に振り返った。

「なにぼーっとしてんだよ、ひーちゃん。そろそろ行こうぜ」

 振り返るとそこにはいつもの面々、蓬莱寺京一、桜井小蒔、醍醐雄矢の三人が立っていた。彼らは龍麻の仲間でもあり、同じ学校に通うクラスメイトだ。

 龍麻は席を立ち、京一達の側へと歩み寄った。

「ほら、早く行こうぜ。もうイベントは始まっているしよ」

「そうだな。まずはどこから行く?」

 京一と醍醐の会話を聞きつつ、龍麻はふと首を傾げた。一人足りない。

「あれ?美里は?」

 美里葵。彼女も龍麻達といつもいるメンバーの一人で、成績優秀、容姿端麗を描いたような少女だ。

「葵なら生徒会の仕事だよ。休憩時間に来るって」

「そっか。小蒔はいいのか?弓道部」

「ボクは午後からなんだ」

「そうなのか。で、弓道部は何してるんだ?」

 龍麻は『真神学園 文化祭』と書かれた冊子をめくりつつ、小蒔に問いかけた。

「ボクの所は『あんみつや』だよ。午後から雛乃と雪乃が手伝いに来てくれるんだ」

「あの二人が来たら、大繁盛だろうな」

「うん。だって、去年も同じ事やったんだけど、もう凄い人だったもん。パニックだったよ」

 去年のことを思い出し、疲れ顔になる小蒔を見つつ龍麻は笑みをこぼした。

「ひーちゃん、どこから行く?」

 前を歩いていた京一と醍醐がふと足を止め、龍麻に頭だけ振り返った。

「そうだな。今日は一般日だから、飲食系はきっと人が多いだろうしな…」

「それは言えているだろうな。でも、昼飯の確保はしておかないとな」

 醍醐の言葉に龍麻は「確かに」と返事を返し、腕を組むとそのまま考え込んだ。

「まぁ、俺達は昨日ほとんど回ったから、別にイベントの方はいいんだけどな。でも、四時まで帰れないしよ、おまけに購買部も休みだろ?出店で食い物確保しておこーぜ」

 京一も辺りの人混みを眺めつつ、龍麻に言うと、隣で小蒔が何度も頷きながら、

「確かにね。ボク、もうお腹が鳴りそうだもん」

「お前の腹はいつでも鳴っているだろうが」

「なにーっ!京一、それどう言う意味?」

「そのままだぜ?び・しょ・う・ね・ん?」

 詰め寄る小蒔に京一は白々しく言ってのけた瞬間、小蒔のグーパンチが京一の顔面に炸裂!

「はぐわっ!」

 京一はパンチの勢いで、床に倒れ込むと殴られた頬を押さえつつ、恨めしげな目で小蒔を睨み付けた。

「てめー、なにしやがる!」

「別にぃ。何もしてないよ?」

 今度は小蒔が白々しく言ってのけた。それを京一は自分のことは棚に上げず、立ち上がると龍麻と醍醐に味方して貰おうと言い寄った。

「くっそぉ。ひーちゃん、醍醐!」

「ん?どうした、京一?」

「お前、どうしたんだ、その頬」

 龍麻、醍醐にそう言われ、京一はこの二人が今まで昼飯の確保のことだけを考えていたということに気づき、肩を落とした。

「くっそー。なんで俺ばっか」

「日頃の行いが悪いんだよ、京一」

 勝利の笑みを浮かべる小蒔に、京一はかろうじて言い返した。

「お前に言われたかない」

「なにおーっ」

 再び、二人の火花が散ろうとしたその時、小蒔の背後に女の子からの呼び声が掛かった。

「小蒔せんぱーい!」

「あ!」

 龍麻達が振り返ると、小蒔の後輩らしき女の子が和服に身を包み、軽やかに走って向かってくる。

「先輩、どこ行ってたんですか?探しましたよぉ」

「どうしたの?そんなに息を切らせて…」

「どうしたも、こうしたも、ゆきみヶ原高校の織部さん達来られたんですよ」

「えっ、もう来たの?まだ十時半だよ?」

「はい。午前中の予定が早めに終わったからと言われてましたけど」

「そっか。まだボク達、教室出たばっかりなのに…」

 予定を変更せざる得ない状況になり、小蒔は肩を落とした。そんな小蒔を醍醐は笑いつつ、

「仕方ないな、桜井。俺達もあとから行くから、早く行ってやるといい」

「うん…。ごめんね、醍醐君、ひーちゃん」

「いや、別にいいよ。俺も後から行くから」

「うん!それじゃあね!」

 小蒔は笑みを浮かべると、そのまま後輩と一緒に走り去ってしまった。三人は小蒔を姿が見えなくなるまで見送っていたが、ただ一人、

「アイツ、まださっきのこと根に持っていやがるな。俺のことさりげなく無視しやがって…」

と京一だけが呟いていた。

 残った三人は、ちょっと早いが出店で食べるものを買って、自分の教室で食べながら話でもして時間を潰そうかという結論になり、飲食の店を出展している校舎へと歩き始めた。

「でもよー、今年はえらく遅い文化祭だよな」

「確かにな。去年の文化祭よりも一ヶ月以上も後だしな」

「そうなのか?俺の前の高校は今日だったけど」

「ひーちゃんの所が珍しいんだって。公立は大概、九月か十月だぜ?」

「そうなのかぁ。あ!そう言えば、アン子は?」

 アン子とは、隣のクラスにいる遠野杏子のニックネームで、龍麻を中心に起こる奇怪な事件をいつも追っている。ちなみに彼女は新聞部の部長で(ただし、部員はアン子だけ)、龍麻達にいつも情報を仕入れてくれる力強い味方だ。

「アン子?あいつなら、卒業アルバム用の写真を撮りに回ってるぜ」

「ああ、だから姿見ないんだ」

「おっ、ひーちゃん、もしかしてアン子に気があるとか?」

 からかい気味の京一の問いかけに、龍麻は平然と答え返した。

「まさか。別にアン子嫌いじゃないけど、別に異性として好きって訳じゃないよ」

「…お前からかい甲斐ねーな」

 呆れる京一の顔は安堵したようも見えた。

「へ?」

「いや、別になんでもねーよ」

「気になるだろ、京一。何が言いたいんだよ」

「だから、何にもねーって言ってるだろ」

「嘘つけっ。はっきりしろよ、京一っ」

 などと他愛ない会話を交わしてうちに、三人は人混みの中に入ってしまったようで、もの凄い熱気を感じる女の子達に三人は面食らってしまった。

「なんだ、こりゃ」

 と京一。醍醐は醍醐で必死に人混みを避けようと、大きな体を動かしつつ、人混みの先の教室の扉の上にあるネームプレートを見た。

「なんだか凄い人混みだな。…ん?茶道同好会か」

「茶道同好会?ああ、今年もお茶と和菓子っていう、小蒔のトコとダブっている奴らか」

 と京一も言いつつ、女の子達の視線の先を見ると愕然とした。

「きっ、如月ぃ?」

「えっ?翡翠来てくれたのか?」

 京一の素っ頓狂な声を聞きつつ、龍麻は嬉しそうに部屋の中をのぞき込んだ。確かに、教室の畳の上で優雅にお茶を入れる如月の姿がある。ご丁寧に今日は休みだというのに、王蘭の制服姿だ。

 如月翡翠。彼も龍麻の仲間の一人で、高校三年生にして骨董店の店主でもある。現在、北区にある私立王蘭高等学校の生徒だ。実は彼、江戸幕府に使える隠密の末裔でもあるのだ。

「おっ、おい、ひーちゃん。来てくれたのかって、如月に招待状渡したのかよ?」

「ああ。『ヒマなら来てくれ』って言って渡しておいたんだけど?」

「……」

 俺そんなこと聞いてねぇよと言った顔をしつつ、京一は嬉しそうにしている龍麻を睨み付けた。

「ん?なんだよ、京一。なに怒ってるんだ?」

「…別に」

「別にって…。楽しいだろ、みんながいると。こういうイベントの時にみんなの顔見れるのってあんまりないし」

「楽しいって…。それ思ってるの、お前だけだと思うぞ、俺…」

「そうかな?あ、こっち向いた。翡翠!」

 一瞬、龍麻の方に如月が向いたと同時に声をかけると、如月は一瞬呼び捨てにされたことに眉をひそめたが、声をかけた本人を確認すると笑みを浮かべ、畳から降り人混みの中、女の子達が「王蘭の如月君よぉ」と口々に言っているのを全く相手にせず、龍麻達へと向かっている。その向かう先、龍麻達に女の子の視線が集中する。

「あ!緋勇さん」

「きゃああ蓬莱寺先輩」

 女の子達のざわめきがより騒がしくなる。京一は下級生に人気があり、龍麻は京一のそばにいることが多いせいか、密かに女の子達から人気があった。

「まずいな…」

 龍麻は状況を冷静に判断すると、未だに人混みの中にいる如月に声を掛けた。

「翡翠!先行くぞ!」

「えっ?」

 驚き、慌てる如月を後にして龍麻は京一と醍醐に声を掛け、三人で走り出した。

「ああっ!逃げるっ」

「待ってー」

 瞳をハートにトランスフォームした女の子達が龍麻達が逃げるのに気づきいた。物凄い女の子の集団が龍麻達を追っかけてくる。

「まずいっ!」

「龍麻!」

 なんとか人混みから抜け出した如月も龍麻と揃うように走る。

「逃げるぞ、翡翠!話はそれからだ!」

「ああ!」

 四人は走る足に更に力を入れると、女の子達が見えなくなるまで校内を疾走した。

「はぁ、はぁ」

 四人の荒い呼吸が室内に響く。四人は使用されていない教室へと逃げ込み、なんとか女の子達から逃れたらしい。

「な、なんとかまいたな」

 と京一がまず口を開いた。

「ああ。それにしてもすごいな、お前達の人気は」

 とへたりこんだまま醍醐は三人に話しかけた。それに如月、龍麻は笑ってごまかした。そして、龍麻は息を整え終わると、如月に笑顔で話しかけた。

「ま、これで話せる状態にはなったな。翡翠、来てくれたんだな」

「ああ。折角、招待状を貰ったことだしね」

「そっか。ありがとう」

「いや、礼を言われるほどのことじゃないよ。たまにこうやっていつもと違う場所で君に会えるのも新鮮でいいかな、と思っただけのことだしね」

「翡翠…」

 照れる龍麻を如月は笑みを浮かべ見つめながら、

「で、これから君たちはどうするんだい?」

「いや、適当に食うもの買って、教室で時間を潰そうかって話になってるんだが」

「そうか。でも、今日はいいお天気だし、紅葉も綺麗だ。いっそ、屋上で食べてはどうかな?」

「それいいな!ひーちゃん、いいだろ?」

 問う京一に龍麻は笑みを浮かべて、

「もちろん。なら、早く食う物買いに行かないとな」

「おう!じゃ、俺食うもの買ってくる!」

 返事を聞くなり、京一は勢いよく出店の方へと走って行った。それを苦笑混じりに醍醐は見送りながら、

「それじゃあ、俺は飲み物でも買ってくるか」

「僕も行くよ。龍麻はどうする?」

「そうだな、俺も京一と同じように食い物でも買ってくるよ。あと、もう少し校内を回ってみる。招待状渡したメンバーが来てるかもしれないし」

「そうか。じゃ、どこで待ち合わせようか?」

「屋上でいいんじゃないか?醍醐、悪いけど如月と京一達で先にいつもの屋上へ行っててくれ」

「ああ、分かった。お前も早く来いよ」

 龍麻は醍醐達に頷くと、先程まで歩いていた道を逆方向に歩き始めた。

「…招待状、送ったのは、確か全員だよな」

 そう言いつつ、龍麻は空で招待者の確認を取り始めた。この一週間、龍麻は自分をいつも助けてくれる仲間に文化祭に来てもらうよう、招待状を手渡しで配っていたのだ。

 雨紋は、真神学園の体育館でライブ。

(文化祭実行委員会から出演依頼があったらしい。)

 高見沢は仕事。

 翡翠はさっき会った。

 紫暮は交流試合で無理。

 アランは自分の学校の文化祭。

 劉と諸羽は来ると言っていた。

 舞園は仕事で抜け出せないと言っていたな。

 祇孔も気が向けばと言っていた。

 御門と芙蓉は仕事がなければと言っていた。

 雪乃と雛乃はもう来てる。

 裏密は自分のオカルト研究会のイベントがあると言っていたし。

 藤咲は先約があるから、終り次第と言っていたな。

 コスモレンジャーは近くの長崎屋の屋上でヒーローショー。

 マリィは学校でクラブ活動。

 紅葉は行けたらと言っていた。

「ほんと、俺の周りは変わった奴ばっかりだな」

 龍麻は呆れた口調で言いつつも、顔は笑っていた。

 自分が東京へやって来なければ、会えなかった仲間。いつもは戦いに明け暮れているが、今日ぐらいは一息ついて、戦いとは違う場所で会いたいと思ったのだ。たまには仲間との交流というのも悪くはない。

「結局来れそうなのは、劉、霧島ぐらいか」

 龍麻がそう呟くと、遠くの方でわぁっと歓声が上がるのが聞こえた。

「ん…?確かあっちは、遊技場のはず…もしかして」

 そう言うが先か、龍麻は遊技場へと向かった。

「すげー!あいつもう二十発連続だぜ?」

「神懸かりだよな、あいつの技!」

「ああ!」

 龍麻が遊技場にたどり着くと、そこは男子生徒と一般の人でごった返していた。

「ちょ、ちょっと悪い」

 人混みを掻き分け、遊技場の入口に行くと、そこには白いガクランに紅い『華』の背文字、白い帽子に、無精ひげといった、どうみても学生ではなさそうな風貌の男がいた。龍麻は再び嬉しそうな顔をすると、背を向けているその男に声をかけた。

「祇孔!」

「ん?おっ、龍麻じゃねーか」

 銃を構えつつ、祇孔こと村雨祇孔は横目で龍麻を確認すると、目を大きく見開いた。

 村雨も龍麻の仲間の一人で、恐ろしい程の【強運】の持ち主でもある。今、彼が通っている千代田区にあるエリートで有名な皇神高校も彼の【強運】で受かったのだから、その力は凄いものだ。

「『おっ、龍麻じゃねーか』じゃないっ。お前何してんだよ?」

「見ての通り、射的さ」

「そりゃ見れば分かるっ。翡翠もそうだったけど、お前も来たんなら、俺んとこ来いよっ」

「わりィ、わりィ。久しぶりにやったら結構面白いんだよ、これ」

「……」

 嬉しそうな村雨とは対照的に、龍麻の顔が暗くなる。

「ここの遊技場、文化祭にしてはレベル高いよな」

「…まぁな。悪いけど俺、もうここ離れるからな」

 楽しそうに話する村雨の表情から、当分遊技場から出そうにないと判断した龍麻は低い声でそう言い残して、人混みの中へと入って行った。

「おっ、おい待てよ、龍麻!」

 流石に龍麻の行動に驚いたのか、村雨は銃を放り投げ、側の荷物を手に取ると大慌てで龍麻の後を追いかけた。

「龍麻、おい待てって!」

「遊技場で遊んでいりゃいいだろ、祇孔は!」

「そんなに怒るなよ、な?悪かったって」

「……」

 不意に立ち止まる龍麻の目の前に村雨は回り込むと、

「ったく、お前だって俺がこういうの好きだって知ってるだろ?」

「知ってるけど、招待状渡したのは俺なんだぞ?俺のとこに会いにくるのが普通だろ?俺、祇孔来るの楽しみにしてたのに…」

 目を潤ませる龍麻を見て形勢不利と判断したのか、村雨は無理矢理話を変えることにした。

「悪かったって。おっ、そうだ。芙蓉から預かっているもんがあるんだよ」

「俺に?」

 村雨にうさんくさげな視線を向けつつ、龍麻は自分を指さした。

「ああ。『招待して頂いたのに、行けず申し訳ございません』ってよ」

 そう言いつつ、村雨は手に持っていた荷物を龍麻に手渡した。紫色の風呂敷に包まれた四角い物体。

「重箱?」

「ああ。あいつ、朝から作ってたぜ。お祭りとなれば忙しいだろうからって」

 さっきの顔つきが嘘のように晴れわたる龍麻。

「そっか。ありがとう、祇孔。芙蓉にもくれぐれもありがとうって言っておいてくれ」

「ああ。おっ、それから御門からもだぜ」

 御門とは村雨の悪友でもあり、龍麻の仲間でもある御門晴明のことである。彼は日本の東の陰陽師を束ねる若頭領でもある。ちなみに芙蓉は御門の操る式神である。

「御門?珍しいな」

「だろ?あいつが文化祭なんぞうるさい祭りに行こうとすること自体、珍しいと俺は思うけどな。ま、あいつも来たかったらしいぜ、文化祭。『行けなくなって、すみませんね』って伝えてくれってよ」

「そっか。ありがとう、祇孔」

「別にいいぜ、これくらい。あいつら、昨日からそわそわしてんたんだけどな」

「そわそわ?」

 問いかける龍麻に、村雨は昨日の事を思い出し、思わず失笑を漏らした。

「ああ、二人ともお前の所に行こうとしてたんだよ、昨日までは。でも、今日の朝になって野暮用が出来ちまってよ。無理になっちまったんだ」

「忙しいからな、御門は」

「まぁな。で、お前これからどうするんだ?」

「もう少し校内を回ってみようかと思ってる。あと買い出しもしないと駄目だし」

「買い出し?」

 首を傾げる村雨に、龍麻は簡単に事情を説明した。

「なるほどな。楽しそうじゃねーか、あいつらとは一回ちゃんと話してみてぇなと思ったところだしな。俺も参加させて貰うぜ。いいだろ?」

「もちろん。あ、でも屋上の場所分かるか?」

「大丈夫だぜ、それくらい。迷ったって、俺には【運】があるんぜ?ちゃんと屋上には着くだろうよ」

 自信満々に言う村雨。そんな村雨を龍麻は苦笑しつつ、

「そうだな。愚問だったな」

「ま、そういうことだ」

「じゃ、悪いけど先行っててくれ」

「おう。じゃ、またあとでな」

「ああ」

 龍麻は芙蓉に貰ったお弁当を村雨に屋上へ持っていって貰うようにお願いし別れると、再び校内を歩き始めた。

 


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