□■□クリスマスは君と一緒に□■□





「学校終わったらまた来るから」
と言って京一が病室を出ていった。
またひとりになる。
天井のタイルの数を数えた。
何度数えても同じ数。
窓の外の木を数えた。
何度数えても同じ数。

・・・困ったな。することがない。

今日はクリスマスイブ。
新宿なんてスゴイ込み合ってんだろうなあ。
お店が競って商品を宣伝したり
イルミネーションが華やかに街を照らしたり
いかにもクリスマス!って感じなんだろう。
しがみつくように。
そういいながらも俺はクリスマスが好きだ。
だっていろいろ口実考えなくても好きな人といられるじゃないか。
特に今年は。
どうしても一緒に過ごしたい相手がいる。
そのために5日間で治したんだもんな。気力。
まだちょっと走ったりできないけど・・・。
俺はあいつにあげるプレゼントをいろいろ考えていた。


夕方になった。
そろそろ学校も終わる頃だろう。

さて。
やっぱりクリスマスは
 A 京一と過ごしたいよな。
 B 壬生と過ごしたいよな。


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