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「そうだな」
と俺が答えると、京一は満足したようにニコッと笑って、
俺を先導するかのように先に立って歩き出した。
スキップでもしそうな勢いだ・・・。
いつもの、通いなれたラーメン屋に着く。
「ひーちゃん!今日は俺のおごりだからな!大盛りでもいいぜ!豪勢にギョウザ頼もうか?
卵もう一個つけるか?2玉でも3玉でも・・・」
「そんなに食べられないって・・・」
「そ、そっか、・・・いや、なんか嬉しくてさ」
・・・そんなこと言うなよな。期待しちゃうだろ。
もしかしたら京一も俺のこと好きかな、とかさ。
俺は無言でラーメンをすすった。
京一はそんな俺を嬉しそうに眺めている。鈍感め。
あれもこれもと勧める京一をなだめてラーメン屋を出ると、雪がちらついていた。
「ホワイトクリスマスか・・・」
京一に言ったつもりではない、独り言だった。
だが京一はその言葉を継いで、
「クリスマス、しかも雪まで降ってるっつーのに・・・俺たちいつもと一緒だよなあ」
京一の言い方はいかにも不満そうだ。
俺は言った。
Aそれが一番楽しいよ
Bじゃあ違うことしようか
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