□■□クリスマスは君と一緒に□■□





「仕事なんて行くなよ!」

と俺はとっさに叫んだ。
今日くらい、壬生と一緒にいたいんだ。
それはただクリスマスだからじゃなくて、
切られたときに、死ぬと思ったときに、
まっさきに壬生を思い出したから。
病院にお見舞いに来てくれた壬生を、抱きしめたくて、でもできなかったから。

俺のこの言葉で、壬生はちょっと悲しそうな顔をした。

「龍麻・・・それはできないよ。拳武館に背くわけにはいかないんだ。たとえ龍麻の頼みでも・・・」
「壬生・・・」
「龍麻も、それはわかってくれてるんだろう。なのにどうして・・・」
「・・・・・・」
「どうして僕をこまらせるんだい?」

それに対しておれは答えた。

A 「一緒にいたいんだ。仕事なんていかないでくれ!」
B 「紅葉が欲しいんだ」
C 「ごめん・・・じゃあ終わるの待ってるよ」


◆碧玉龍に戻る◆