2007年2月14日
【天然石】ラリマーについて
ラリマー [ Larimar ]
鉱物名 : ブルーペクトライト
和名 : ソーダ珪灰石(旧:曹灰針石・そうかいしんせき)
流通名 : ラリマー・ブルーペクトライト・ラリマール
ペクトライトの語源 : pektos(ギリシャ語で凝結)
科学組成 : NaCa2Si3O8(OH)
モース硬度 : 4.5~5 (シリカ成分が混晶すると、やや高くなるらしい)
産地 : ドミニカ共和国(南部にあるバラオナのバオルコの鉱山)
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ラリマーの名前の由来はラリマーの第一発見者である地質学者の娘の名前(larisa)と
スペイン語の碧い海という単語(mar)を組み合わせたもの。
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さてはて、最近の石のおすすめは「ラリマー」です。
もともと青い石は大好きなのですが(青色好きなので)、この石は最近知りましたね。
最初の邂逅はどこだっただろう…。
どっかの青系の石ってので見てたのかなぁ?
もう覚えがありませんが(笑)
はじめてみて、青い波の模様が綺麗にでる、ということに驚きましたね。
ラリマーは不思議な色を出します。
基本はブルーなのですが、ホワイトの斑状部分がうまく折り合うと、綺麗な波状になるというわけです。
本来ラリマーという石としての価値は、青が濃くて均等なものの方が価値は高いそうです。
実際にドミニカ共和国現地からやってきていた業者の方が身に着けていたものを見せてくれたバングル(腕輪)にはそれは見事な大きさで全面が青い石がはめこまれていました。
卸直値としても相当な値段でしょうな(笑)
日本では波の模様が綺麗に出ている石が人気なのだそうです。
模様がとても綺麗なので、本物の石をいくつか見ていないと「それってガラス?」という風にも言われる位、面白い色が出ます。
そもそもラリマーという石は、産出する場所がドミニカ共和国の1鉱山しかなく、近年産出量は減ってきているとも聞き及びます。
1974年に発見されてからまだ少ししか経っていない新しい鉱物なのですが、人気が出はじめているのに石自体が少なくなっているんですね。
そのために最近見かける石は白いものや黒い部分があるものが多いです。
私も最初わからなくて白いの買っちゃいました(笑)
安かったですけどね。
でもたくさん石を見ていると、だんだん「どれがいいのか」がわかってくるようになるのが不思議。
ちょっと検索するとラリマーを扱っているお店はいっぱいでてくると思いますが、白いものが多いやつや、黒い部分のあるものがあるのにグレードAAAなんてつけてたりしたら、回れ右した方がいいと思います(こら)
上にも書きましたが、ラリマーで価値の高いものは本来全てが青いものですから。
波の綺麗にでているものもやはり人気があって高いですけどね(^-^;)
ところで、調べていて気がついたんだけど、「カリブ海の三大宝石」の一つらしい。そうだったのか~(笑)
パワーストーンとしても人気らしいが、そういうところは大抵高いので気をつけよう。
もともと石の値段は適当らしいですから(笑)
信頼できるところから買いましょう~。
ペクトライト自体は他のところからの産出もある。(ブルーは今のところドミニカだけ)
『深い海の蒼』ほどではありませんが、不思議な蒼色。
お気に入りの石たちの画像はまた今度。
石英(水晶)について書こうかと思ったけど、調べだしたら思った以上にいろいろあるので断念。
水晶が一番好きなんだけどね~。
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- at 23:39
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