2008年4月25日
【石英】アメトリン---アメジストを越えて
今回はアメジストを飛び越えていきなりアメトリンです。
最初に聞いたときはなんだろう?と思いました。
紫なのにアメジストじゃないの?
アメジスト(紫水晶)+シトリン(黄水晶)だから、アメトリン。
なんという単純明快なのか。
1970年代に登場して人気がでたそうですが、この二色という不思議な色合いと鉱山がわからず、1981年に合成と言われたりして人気が下火になり、あまり表に出てこなかったよう。
1993年にボリビアとブラジル政府の規制緩和によって、ボリビアのアナイ(アナヒ・Anahi)鉱山から産出するものだということがわかったそうです。
そもそも、アメジストとシトリンの発色は微量の鉄イオンの濃度の違いによるものが原因とされています。
シトリンは天然色のものは稀で、現在目にする多くのものはアメジストを加熱処理したりクリスタルに放射線処理をして黄色くしたものだそうです。
それだけアメジストに近いシトリンなのでこういう不思議な発色が起こるのかなぁと思います。
ただしアメトリンにもロシア産合成アメトリンが出ています。
産地はアナイ鉱山一つですが、産出量は多いので天然のほうを目にする機会はあると思うのですが・・・。
あまりの天然の不思議な色合いに惹かれて探してみましたが、加工されているビーズは手に入るものの、原石になるとみかけないですね~。
磨かれているポイントでも気に入るものが全くみつからない~。
◆アメトリン丸珠。
◆合成アメトリンっぽいビーズ。
どうみても上のアメトリンに似つかない(笑)
ネットで安かったから買ってみたけど案の定という感じです。
つか紫と黄色が半々じゃないけどアメジストとシトリンだけですがアメトリンですよーっていうビーズの方が余程だませるのでわ・・・。
あからさまに黄色じゃなくて緑っぽいのはアメジスト焼いたせいでしょうか・・・。
緑だったらそれはそれで価値はある?
ミラーカットなので輝きは綺麗ですけどね。
宝石質のも欲しいなと思いつつ、こちらも心の琴線に引っかかるものがなくて手にとってないですね。
お値段的にはそんなに高くないはずなのですが、宝石質はやたらと高い。
なのでまだ保留(笑)
アメジストは紫外線下で色が薄くなるので、扱いには注意が必要です。
日光の下でずーっとつけていると危険というだけなので普段使いには問題はない・・・?
とっても詳しくでているので、気になった方はGO。
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- at 23:38
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